予習について
NHK放送「テストの花道」(現在は改名)の統計によれば、できる生徒の8割が予習を行っています。予習は、授業の前に教科書や副教材を自分で読んで、疑問点などをチェックしたりして、授業のその箇所で集中し、先生に質問したりしてこれを解決する学習法です。塾などの講師が行う場合もありますが、自分で行う予習とは異なります。
予習の範囲は、余裕がなく直前の場合は授業の範囲になりますが、導入から結論まで単元全体を通してあらすじを把握していると授業の習得がスムースになります。但し、数学の例題などは直前にでもよいので、解答が理解できるか確かめると、授業により集中できるでしょう。
予習の効果は、教科の理解だけではありません。英語以外の教科は現代文で書かれていて、現代文の読解力も育ててくれます。初見の文章を読む力が、自然とついてくるため、できる生徒になれる営みなのです。また、人の会話を聞いて理解していくことのできる社会人としての成長にもつながります。
復習について
復習は、授業のあとで教科書のあらすじや要点を自分でまとめたり、まとまっているものを噛み砕いて理解することです。いろいろな練習問題を解いたり、テスト前に振り返る箇所にチェックしておくことも効率的なテスト対策になります。復習やまとめ方の分からないときは、参考書や塾講師の解説(本)などを参考にするとよいです。
実力/模擬試験では
総合的な融合問題は、定期テストと異なるため、@最初に問題文の概要を把握し、Aいくつかの解法を考えることが大切です。実際に解いていくプロセスを予測して、最も簡便で正確な解法を選択します。考えた解法に従って、B正確に答えを導き、C答が問題文に適合しているか、確かめを行います。